Wacomクラシックペンの使用感とプロペン2や標準ペンとの比較

2020年最初の投稿はWacomのペンタブのペンについてレビューします。
メインで使っているクラシックペンを中心に、プロペン2や標準ペン(グリップペン)との比較もしていきたいと思います。

標準ペン、プロペン2、クラシックペン

Wacomクラシックペンの使用感は?

wacomクラシックペンWacomクラシックペン(KP-300E-01X)は、Mobilestudio ProやCintiq ProなどのWacomペンタブレットで使用が出来るペンです。
ペンタブレット購入の付属ペンではないため、別途購入する必要があります。
Wacomペンタブレットに付属してくるグリップペン(標準ペン)やプロペン2に比べると本体が細くなっているため、女性や手が小さめの方も持ちやすい作りとなっているのが特徴です。
また、グリップペンやプロペンのようなグリップ部分がありませんので、多くの絵描きを悩ませているグリップのベタつきもなく、さらさらとした持ち味で絵を描くことができます。

実際使用してみて、プロペン2やグリップペンよりも手首の疲れが少ないと感じます。
それは、本体が細く持つのに力がかからないということと、本体がその他のペンに比べて軽いことが関係しているのかなと思います。

長時間使用しても手が疲れにくいので、私はメインでこのクラシックペンを使用しています。

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グリップペン(標準ペン)の使用感は?

私は板タブレットIntuos Proでペンタブデビューしたので、付属だったグリップペン(KP-501E-01X)を最初のペンとして1年ほど使用しました。

Wacomグリップペン(標準ペン)

使っていたので結構前なので使用感を忘れてしまったのですが(すみません…)持ち手が太目で、やや疲れます。
初期のペン先はプラスチック製でつるつるしているのですべりやすく、芯を交換しないと私は使いにくいと感じました。

多くのWacomユーザーがブログや口コミで指摘しているように、ペンのグリップ部分にベタ付きが発生するようです。
私のグリップペンも、しばらく使用していなかったのですが、ふとある日気付くと持ち手がベタっとしてしまいました。
グリップの成分が滲み出てきているのかなぁ?

このべたつきはアルコールで拭くと気にならなくなります。また、ベタつきによる匂い等はありません。
(しばらくするとまたベタついてくるので、気付いたら拭くようにしています。)

筆圧が高性能なプロペン2を所持しているので、今となっては使うことの無くなった品です。

プロペン2の使用感は?

Wacomプロペン2

更に、メインで使用しているMobilestudio Proの付属であるプロペン2(KP504E)も、クラシックペンに移行するまで半年ほど使用していました。

グリップペン同様に、クラシックペンに比べると太めの本体で、長時間持つと少し手が疲れます。
描き心地としては、手持ちの三本の中では一番高性能で筆圧感知も高いのですが、正直私はあまり違いを感じることはなく…

持ちやすさの観点からクラシックペンメインになってしまったのですが、するすると描けるという意味ではこちらのペンの方が優れています。
私はアナログ時代が長かったので、後述のとおりするするよりもカリカリと描けるクラシックペンの方が好みということもあり、使う機会がなくなってしまいました。

クラシックペンとプロペン2の描き心地の違い

クラシックペンとプロペン2の違いの一つに筆圧があります。

クラシックペンは2048(モバスタ使用時)、プロペン2は8192です。
試しに、同じ環境で同じように線を引いてみた様子が以下のようになります。クラシックペンとプロペン2描き心地

プロペン2の方が細かな線を繊細にするすると引くような描き心地、強弱の付き方もより滑らかです。
一方のクラシックペンは、プロペン2よりもカリカリと描きこむような描き心地でした。

替え芯の互換性は?

Wacomのペンはペン先に挿入する芯を替えることで描き心地を自由に変更することが出来ます。
私はペーパーライクな描き具合にするために、フェルト芯・ハードフェルト芯を使用しています。

これらの互換性ですが、プロペン2は、グリップペンやクラシックペンで使用できる替え芯が使えません。
そのため、専用の替え芯を購入する必要があります。

プロペンスリムとの比較は?

プロペンの高性能はそのままに、クラシックペンのような細身なモデルのプロペンスリムというペンも出ています。
残念ながら私は持っていないので現在比較はできないのですが、プロペン2やグリップペンが太すぎるという方はプロペンスリムも選択肢に入れて検討してみてはいかがでしょうか。

Wacomクラシックペンがおすすめな人

クラシックペンは付属のプロペン2やグリップペンよりも軽量で細いボディのため、手の疲れを感じることなくタブレットでの作業を行うことができます。
そのため、女性や手の小さ目な方、細めのペンが描きなれている人におすすめできるアイテムかと思います。

また、プロペン2のようにグリップ部分がべたつくこともないので、さらさらした持ち味を求める方にもおすすめです。

筆圧を重視する方で細みのペンをお求めの場合は、プロペンスリムを選択するといいかと思います。

皆さんのペンタブレット・ペン選択の参考になれば嬉しいです。

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